アーティストの良さをそれぞれの角度から語ってもらう企画「某アーティストのマニアに聞きました。」 #ボーマニ。
今回は「SPARK!!SOUND!!SHOW!!」(通称:スサシ)について、大阪を中心にDJ活動をしているハンマー(哀席屋)さんにお話をお伺いしました。
ーよろしくお願いします!
はじめまして大阪でDJやっております、ハンマーと申します。よろしくおねがいします!
DJ初めて実は7年ぐらい経っていて
ー長い!
元々メロコアとかパンクが好きで、それをきっかけにそういう曲DJをやっていたんですけど、いろんなイベントに行くことで自分でやりたいことが見つかって、今は哀席屋という名前のイベントをやってます。
こじらせ系心の闇音楽イベントっていう陰の部分に特化した音楽イベントをやっております(笑)
ーだから今日もTシャツ黒いんですかね?
そうですね。
暗めな色で、かつスサシでいこうかな、みたいな。
ーありがとうございます!
SPARK!!SOUND!!SHOW!!はミクスチャーロックバンドの中でも、いろんなジャンルをごちゃ混ぜにしたバンド
ー今回、SPARK!!SOUND!!SHOW!!について簡単にどんなバンドだよっていうのを教えてもらってもいいでうすか?
大きく括るとミクスチャーロックバンドなんですけど、音的にはそのパンクとかハードコアの音をメインに中毒性のある電子音だったりとか、ヒップホップ要素だとか、もういろんなジャンルをごちゃまぜにしたバンドっていう感じですね。
ー確かに中毒性はあるし、スサシだったらなんでもありだなって印象もありますね(笑)
そうなんですよ(笑)
ーそんな中でSPARK!!SOUND!!SHOW!!のおすすめポイントはどこですか?
スサシの特徴というのが、ジャンルに囚われていないというか、昔から色々音源を出していた中で、ヒップホップ要素を入れずにストレートなロックを歌ってる曲だったりだとか、聞いてるだけでちょっと眠たくなるようなエモとかチルに特化した曲だったりとか、後はみんなでワイワイできるような誰でも入れそうなポップな音源があったりだとか。
同じ人が作ったのかなって言うような曲の幅広さ、というのが特徴の1つであって激しい曲が苦手って言う人でも別のアプローチの曲を聴けばスサシというバンドに入りやすいのかなっていうのが特徴かなと思ってます。
ーなるほど〜ありがとうございます。同じが作曲作詞してるんですか?
8年前くらいから好きなんですよ、実は。
ー長いですね!
まだファーストデモしか出していない時くらいから好きで、世代でいうと今は第3世代だと思っているんですね、スサシの中で。で、第1世代っていうのがパンクとかハードコアのみに振り切っているような邪悪なバンドっていう印象があるのがその第1世代。第2世代っていうのが、その頃女性ボーカルが入ったんですね。
ーはいはい。
で一気にポップに振り切って、その女性ボーカルの人が抜けて、今新しいシンセサイザーとギターが弾ける人が入ってきたんです。
第1世代、第2世代の間はギターボーカルの人がメインで作ってるっていうような感じで、シンセサイザーをしてるメンバーも作詞作曲はできるので、今は2人でつくっているような状況ですね。
ーこの言葉が合ってるのか分かんないんですけど、ギターボーカルの方は振り切ってる方ですよね、、?
そうですね(笑)
ー1年前ぐらいですかね。Twitterのリツイートで回ってたのを私もみてた覚えがあるんですけど、ROCK IN JAPAN FESTIVAL(通称:ロッキン)の出演決まりましたよね、たしか。
そうですね。まさかロッキンに呼ばれるという。
ーそれでロッキンに呼ばれたことを、他のフェスで告知解禁して暴れてた動画の印象があります。
大丈夫かと思いましたね、いろんな意味で(笑)
正直初めて知った時は、アングラなところでくすぶるバンドなのかなって思っていたのがどんどんどんどん会を重ねて認めてくれる人が多くなってきたっていうのは個人的には嬉しいですね。
ーなんでそこまで受け入れる人多くなったんですかね?
多分なんやかんやでみんな溜まってるんじゃないかな、と(笑)
スサシは自分たちのやりたいことをやっている
ーそういうことか!笑
多分、歌詞だったりとか行動だったりとかが制限されるようなことが多くなってきている気がしていて、大型フェスでもモッシュだいぶ禁止というようなルールが増えてきた中で、自分ちがやりたいことを振り切ってやってやろうぜ、って気持ちが今の世の中の人たちに響いているのかなと個人的には思いますね。
ー元気出ますよね、そういうの。
そうですね。
ーハンマーさん自身もスサシの魅力ってジャンルに囚われない幅広い曲が魅力だってお話をしてくれたじゃないですか。ただ、ハンマーさんがスサシに一番最初に出会った時、いわゆるファーストデモを出したくらいの時は、まだ曲数も少なかったのかなという印象があって、この時はなんで魅力に思ったんですか?
僕、結構おとなしい人間によく見られるんですけど、割と心の中ではガツガツしているというか。
ー(笑)
テンション上がったときの言動も、別人のようと思われることがあるくらい尖っている部分が昔はあったんですね。
まあ、パンクも尖っているバンドが多いんですけど、言葉じゃなくてとりあえずテンションで空気を作ろう、とりあえずなんでもいいから空気を作ろうという魂みたいなものが、パフォーマンスだったりだとか音に乗っているような気がしたから、なんていうか一目惚れしたような感じですね。
ーなるほどじゃあ、あれですかね。ライブに行ってみたらたまたまスサシも対バンでライブをやってて、そこで虜になったみたいな感じですか?
や、もともと大阪の新神楽っていう100人ぐらいしか入らないライブハウスによく行ってたんですね。メロコアとかパンク系が多かったんで、そこで友達になった人たちに新神楽にやばいバンド出てきたぞ、ハンマーくん絶対好きだから観てくれって言われて、何ヶ月か後ぐらいにスサシが出てたので観に行ったのが最初ですね。
ーいやぁー軽率にライブに行く感じめっちゃ最高っすね!
そうですね。月4、5本とか普通に行ってました(笑)
ライブではいろんな場面が見れる。友達の悪ふざけを観ているような感覚も。
ースサシのライブって魅力の1つかなっていうの思うんですけど、実際どうですか?
音源1個1個聞いてるだけで完成度も高くて普通にめちゃくちゃテンション上がるんですけど、ライブもとにかくかっこよくてライブの中でも展開がすごいいろいろあるんですよね。
アツい感じで、俺たちは俺たちのやりたいことを誰のいうことも聞かず、好きなことを、やりたいことをやっていくぜってアツいことを言っている場面もあれば、さっきのチルとかエモに振り切った感じで、しっとり聞かせる場面もあったりだとか、後は楽器を全部放り投げて客席に飛んできても笑いをとるような。友達の悪ノリをみているかのような、あいつら馬鹿なことやっているな、みたいな。
1つのライブでいろんな場面が見れるのがスサシのライブの魅力ですかね。
ー友達の悪ふざけを見てるような感覚って、よくわかんないけど見てて元気でますよね(笑)
そうそう、そうなんですよ。教室でふざけ合っているようなそんな感じですかね。
ーわかる(笑)今もライブはそんな感じですよね?
そうですね、昔から全然スサシって変わってないんですよね。まあ、バンドの中にはどんどん丸くなったりとか、綺麗めな曲になって行くバンドもいるじゃないですか。それはそれで変化っていう意味ではすごく素敵なことだと思うんですけど、やっぱりいつまで拗らせてるの?って思う位初めてライブを観た時の衝撃が今でも感じれるっていうのがスサシの好きなとこですかね。
ーなるほどなあ。ライブに行きたくなっちゃうなあ。このインタビューやってると毎回ライブに行きたくなる衝動にかられてしまうんですよね(笑)
そうですよね。
こういう人の話を聞いてるとね。
ーしかも熱量高く伝えてくれるから!スサシ観にいきましょうね
是非とも!!
後半に続く
SPARK!!SOUND!!SHOW!! HP
https://sparksoundshow.com/
取材協力:ハンマー(哀席屋)
https://twitter.com/hammerFxxKER
インタビューワー:moolee(PARA CLASSIC)
https://twitter.com/mooleesan
撮影:spot (SURROUNDTYPE / LIKE MAGIC!)
https://twitter.com/pellucid_night