アーティストの良さをそれぞれの角度から語ってもらう企画「某アーティストのマニアに聞きました。」 #ボーマニ。
今回は「Wienners」について、東京を中心にDJ・MC活動をしているがち(カタカナヨロズ/青イ春)さんにお話をお伺いしました。
ーよろしくお願いします!
お願いします〜!
ー自己紹介お願いします!
都内で活動しているやおよろずというDJグループの弟分のカタカナヨロズというグループで活動していて、青春パンクのDJイベント青イ春というチームでもレギュラーDJをしているガチといいます。改めてよろしくお願いします!
ーありがとうございます!Wiennersといったらガチさんかと思っていたので嬉しいです。
本当ありがたいですね。
ー「某アーティストのマニアに聞きました。」始まるって決まってから最初から声かけさせてもらってて(笑)
本当光栄(笑)
ーこうやってお話を聞かせていただけることとなりまして、ありがとうございます!
Wiennersはとにかくキメが多い
ーWiennersってどんなバンドですか?
これは自分のライブとか音楽が流れる場所をつくったと言っても過言じゃないんですけど、とにかく決めが多いんですよ。
ー確かに!
あと、とにかくノリやすくて楽しいというイメージです。とにかく楽しいバンド。
ーうんうん。言ってしまえば愉快だったりのイメージもありますね。
そうね。入りはそれがいいかなと。
ー入りはそこだけど、そこから奥に入っていくと違う魅力があるんですか?
そうなんですよ、、、!
ーこれは語りたくてしょうがないやつだ!笑
好きになったきっかけはDJイベントで聴いたこと
ーまず聴き始めたきっかけ、好きになったきっかけ聞いてもいいですか?
聴き始めたきっかけ、好きになったきっかけはほぼ同時期で10年前くらいに初めてDJイベントに行って。
the telephonesとかFear, and Loathing in Las Vegasが出始めた時期。電子音が入っているバンドが勢いがあって売れ始めている時にDJイベントに行って、その時に知り合いが流した曲がカッコよくて。面白い!と思って自分で調べてCDも買って聴くようになったのがスタートなんです。
そこからDJイベントに行くようになったし、いろんなきっかけになったバンドかも。
ーその時聴いた曲は何ですか?
「Justice 4」ですね。
ーほお。
と、「Idol」。
ー何これ?!ってなった時、今でこそShazamという音楽認識アプリに曲を聴かせると曲がわかると思うんですけど、その当時もありましたっけ?
全然ない!
ーないですよね!そしたらその曲を知るのってDJさんに聞くんですか?
DJさんに聴いて、音大きいからあまり曲名聞こえなくて。
ーあるあるですね。
で、これもDJイベントあるあるで数日後にDJのセットリストを見て知るっていう。
ーはいはい!
それで、多分この曲かな?って思って家で聴いて、これだ〜!!!ってなるやつ。
ーあるあるですね〜!
ね、あるある。
Wiennersの曲の方向性のアップデート
Wiennersはとにかく速い曲をやっていたんですよ、昔。
ファストコアみたいな四つ打ちで速い曲で、歌詞とかも語感に合わせてはめていって。なにこれ超楽しい!ってノレるようなところだったんですけど、4人のメンバーのうち2人抜けるんです。
ーおおお。
それで新メンバーが2人入った時にバンドの方向性がなんとなく変わったというか。
ボーカルの玉屋2060%さん(通称:玉屋さん)が外に音楽を発信するというか。自分たちのバンドでやりたいこととか、音楽界を変えたいということをMCでめちゃくちゃ言うようになって、それが曲に反映されていって、速い曲の中にたまにめっちゃエモい曲あるやんみたいな。
ーはい。
日本語歌詞の曲も歌詞が響く曲が増えて、これ皆聴いたほうがいいんじゃん?って思いいろんな人にCDを貸し始めて、今は誰に貸しているかわからない状態(笑)
ーどこかにあるんだ(笑)
一枚も家にない(笑)
ーなんと!この記事読んで思い当たる人いたら連絡してあげてください(笑)それくらい皆におすすめしたいってことですもんね?
そうそう。
ーなるほどです。結構音楽界を変えたいって言っている人ってたくさんいたり、エモい曲を書いているバンドもたくさんいると思うんですよね。
たくさんいますね。
ーその中でなんでWiennersなんですか?
もともと好きでいたバンドが、こういうこと言ってくれるようになったんだ!みたいな。
なんかその、よくある私が育てた、じゃないですけど、成長してる!みたいな。
Wiennersはスーパーヒーロー
Wiennersファンの中でWiennersってスーパーヒーローなんですよ。本当に応援したいだけでなくて、一緒についていきたい気持ちになるライブとかが多い。
ー確かにWiennersはコアファンが多いイメージありますね。
うん、強いですね。
どのライブに行っても同じ人いる(笑)
ー名前知らないけど、顔見知りだ!みたいな人出てきますよね(笑)
うん、いっぱいいる(笑)
ーじゃあライブも魅力的なんですか?
これどのバンドをおすすめするにしてもそうなんですけど、ライブはやっぱり行った方がいいと思うな。
ーわかります!
Wiennersのライブでは一体感が生まれる、そして気づいたら暴れている
ーWiennersはどんなライブをするんですか?
音源をそのままライブで出しているライブ感っていうのももちろんあるんだけど、やっぱりその玉屋さんのMCってところとエモさが入ったことによって一人で聴いていた音楽ってところから、それを皆で共有して同じ気持ち持っている人いっぱいいるっていう一体感があるみたいな。
ーたしかに。エモさってこれは私の意見で、CDとか配信とかで観ててもエモさって感じるんですけど、ライブに行った時の曲間のMCとかその時の雰囲気とかって掛け合わせると、さらにエモさの感情ってさらにボルテージがあがるんですよね。
わかる。
ーそういうことをイメージしているのかと思ってて。
Wienners本当に好きな人はずっとバンドのこと観てる。
要は、変にモッシュしたりしないというか。意外とサークルをつくれそうな曲多いけど、Wienners好きですという人はステージ見ながらモッシュしてる。
ーへえ〜!いわゆる暴れたい人とかも他のライブだと少しばかりいると思うんですけど。
いるいる。
ーそういう人がいないということですか?
モッシュしたい人はいるけど、モッシュしたい人もステージ見ながら周りの人をどかしている、みたいな。笑
ーほお、それは行ってみないとわからないやつではあるけれども、、
BRAHMANとかのライブに近いかもしれない。
ー暴れたくて暴れるというよりかは、勝手に曲を聞いて暴れちゃってて、気づいたらバンドをもちろん観ながらだけど暴れてたみたいな衝動に駆られてた感じかもしれないですね。
そうね、俺がまさにそう。(笑)
俺がそうだし、Wiennersファンで一緒にライブを観ている人たちも皆そうかな。
ー私も気づいたらダイブしてたとか、暴れてたとか全然あるので、そういう衝動に駆られるバンドってすごいですよね。そこまでライブで皆さんが衝動に駆られるのってそれこそ玉屋さんのライブでのMCと、エモい曲の2つが絡み合うんですかね?
楽しい!ってなって
わっ!てノッている時に
アクセントでエモい曲が入ってくるから今そんな感じになっているのかも。
ー冒頭でおっしゃっていたように、キメとかも冒頭で入ってくるからこそ重要なところでさらにボルテージがあがるような空間をつくっているんですかね。
盛り上がりやすいんですよね。
中盤につづく
Wienners HP
https://wienners.net/
取材協力:がち(カタカナヨロズ/青イ春)
https://twitter.com/gati_sh
インタビューワー:moolee(PARA CLASSIC)
https://twitter.com/mooleesan
撮影:spot (SURROUNDTYPE / LIKE MAGIC!)
https://twitter.com/pellucid_night