「two step glory」は切ない歌詞、切ないメロディー。そんな魅力が詰まった哀愁メロディックバンド。

アーティストの良さをそれぞれの角度から語ってもらう企画「某アーティストのマニアに聞きました。」 #ボーマニ。

今回は「two step glory」について、群馬を中心にイベント企画をしているたっちゃん(Maetel)さんにお話をお伺いしました。

ー今回は、two step gloryについて語っていただきます。たっちゃんさんにお越しいただきました。よろしくお願いします!

よろしくお願いします。

ーまず、簡単な自己紹介をよろしくお願いします。 

群馬県にあるGUNMA SUNBURSTというライブハウスで「Maetel」というライブイベントをやってるたっちゃんです。

これぞTHE ライブバンド!といえる神奈川発バンド「two step glory」

ー本日はわざわざ東京まで来ていただきありがとうございます。早速ですが、two step gloryとはどんなバンドですか?

two step gloryは大阪のTHE NINTH APOLLOというインディーズレーベル所属、神奈川県厚木市発のバンドです。

英語歌詞のメロディックパンクバンドですね。

当時新潟に住んでいたVo.のタナカマサトさんがOVER ARM THROWが大好きで、MVに映っていた厚木サンデースネイクのシャッターがかっこよくて上京し、厚木という場所を選んでバンドを始めたと本人から聞きました。

ーありがとうございます。メンバーさん達とも関わりがあるのですね。THE NINTH APOLLOと聞いて、私はメロコアが好きなのでテンションが上がるのですが、他にはどんなバンドがいますか?

昔は、メロコアバンドがメインだったと思うんですけど、今はギターロックバンドもいて、有名なところだとMy Hair is BadとかHERO COMPLEX、DETOXとかですかね。

最近加入したSHE'll SLEEPというメロディックバンドは若者の中で人気が高いです。

ー最近名前をよく聞くので気になってました!THE NINTH APOLLOはインディーズレーベルですが、勢いのあるバンドが所属している、いわゆる登竜門の一つのレーベルというイメージがあります。そんな中、今回なぜtwo step gloryを語ろうかなって思いましたか?

自分が群馬でイベントをするきっかけのバンドだからというのもありますし、ライブ自体やMCもかっこよさが伝わって来るからです。

ーTHE・ライブバンドって感じなんですね!イベントをするきっかけになったバンドということで、とても大きな存在だと思うのですが、なぜイベントをしようと思ったのですか?

自分がtwo step gloryと出会ったのは、デモ音源2枚目の「Waiting for...」からです。

two step gloryが群馬のライブに来る1週間前くらいに東京のライブハウスで出会い、仲良くなりました。

当時他のバンドのツアーで群馬に来ていた時に、ライブはかっこいいのに当時はお客さんが自分含めて2~3人しかいなくて、もっとみんなに知ってほしいなと思っていました。

そして、デモ音源3枚目の「STARTING LINE」のツアーで群馬が入ってなかったので、自分でイベントを組みたいと思い始めたのが理由です。

4枚目の「Pictures」から全国流通の音源を2枚出した時に、縁があってイベントを組ませていただいて、群馬に来ていただいたという経緯です。

ー自分で企画をやってまで、two step gloryを広めたいと思ったバンドの良さってなんですか?

やっぱり人柄が良い。

ですし、バンドって調子いい時と悪い時があると思うのですが、ライブ行くたびにどんどんかっこよくなっていくところです。

ー未完成なバンドが、更にそのバンドらしくなるのがインディーズバンドを応援するときの面白さですよね。具体的にどういうところが、かっこよくなっているか教えてください!

ライブハウスなので音響や照明などで変わってきてますね。

MCも上手になっていることを感じたり、曲の盛り上げ方とか曲のつなぎとかもですかね。

ーというと、どんなイメージですか?

例えば、曲が始まる前にドラムの演奏がはいったり、メロコアバンドあるあるだと思うのですが、“あと〇曲で終わりです”のあとにショートチューンがはいったりするんです。

そういう盛り上げ方をお客さんは楽しみにしているのではないかなって思います。

ー30秒とか1分とかの短い曲で締めたりしますよね!two step glowyもそういう曲ありますよね?

はい。3曲あります。

こないだ1曲、音源になったんです。2019年11月6日発売 STEP UP RECORDSさんからでてる『OUT OF THIS WORLD 6』に入ってる「Trigger」と「Bloom」と「Youth」も、ショートチューンの音源になっています。

ーサブスクでは配信されてないようなので、気になったら音源を買いに行ってもらうか、ライブに行ってもらうかですね!

タワレコにアルバム2枚とも置いてあると思います!

あと物販にまだ4th demoが売ってると思うのでそちらもレアですね。

ー廃盤する前に気になる人はチェックしてみてください!

ーライブという話が良く出てきてますが、印象に残っているエピソードはありますか?

Track’sのツアーを自分のイベントで組ませてもらったときに、two step gloryも呼んだのですが、そのときのMCですね。

僕が初めてtwo step gloryを群馬でみた時にいただいたゲストパスの写真を添えて、“この日がなかったらイベントしていなかったな”みたいなツイートをTwitterにあげていたんですよ。

そしたら、その話をVo.のタナカさんがMCでしてくれて、ちゃんとツイートを見てくれてることが嬉しかったです。

ーそれは嬉しいですね。メンバーさんとは仲がいいんですか?

そうですね。

Gt.の脇政隆さんは現在、CATCH ALL RECORDSのOWEAKというバンドでも活動しているのでよくお話します。

Dr.の弦巻智哉さんもとても人柄が良い方です。

two step gloryが全員社会人になって働きながらバンド活動をしているので、そこまでライブ本数が少ないのですが、今年くらいにまた月に2~3本できるようになってきています。

これは聞いてほしい!おすすめの曲紹介。

ーやはり生でライブを観てみないとバンドの良さが分からないと思います。とはいえまずは、これは聞いてほしい!って曲はありますか?

やっぱり一番盛り上がるのはリリックビデオになりますが、「Waiting for the sun」ですかね。

あとは「Reason」

「Farewell song」もいいです。

「Farewell song」は、愛猫が亡くなってしまったことを歌っていて、日本詞を見てもらうと分かるのですが、すごく切ない歌詞なんです。

サビがすごく切ない歌詞だなぁと思っています。

ーメロディックパンクというジャンルだと思うのですが、メロディックの日本語訳って「情緒的な」みたいな意味じゃないですか!それを象徴している歌詞ですね!

切ない歌詞とメロディーが協調している曲だと思います。

ーMCからエモい雰囲気でこの曲に繋いでくれたら、とてもテンションが上がりますね!

そうなんですよ、あとSEがFALL OUT BOYの「Hum Hallelujah」って曲なのですが、僕、FALL OUT BOYも好きなので、これもテンションが上がるんです!

ーSEって「ライブが始まるぞ!」って思えるので、テンションが上がりますよね!さっきお勧めされていた「Reason」は、どんなところがいいのですか?

「Reason」はだいたい最初にやる曲なので、SEからのつなぎが最高ですね。

メロコアが好きな方はこの曲が好きだと思います。

ー「Reason」の出だしの10秒だけでも聴いてみてほしいですね。

はい。

でも、two step gloryに出会ったときはやっぱり「Waiting for the sun」がメイン曲でした。

あと2nd demoの「SUPER LOVE SONG」って曲もテンションがあがりますね!

ー私もその曲が好きです!でもYouTubeにはあがってないですね…

そうなんです。でも、昨日のライブで久しぶりにやってました!

ー最近はライブで「SUPER LOVE SONG」やらないのですか?

めったにやらないですね。

その後にアルバムも2枚出ているので、やるタイミングがないのかもしれないですね。

ー大体ライブの持ち時間が25分くらいなので、できても5〜6曲ですもんね…

最近の若手のバンドは25分で11曲やるバンドもいますよ。

ーそれはすごいですね!最近彼らは新曲を出してますか?

最近はだしてないですね。

ーそうですよね。今はライブをメインに活動しているんですか?

仕事や結婚とかでライブができない期間があって。

さらにここ数年、コロナでライブもできなくなりましたが、最近は徐々にライブも始まってきましたし、もしかしたらまた音源だしてくれる可能性もあるかなと思います。

ー音源を出してほしいという期待がこもってますね!是非メンバーさんがこの記事を読んでくれるといいですね!ちなみに、たっちゃんさんが好きな曲はなんですか?

「Pictures frames」です。

ーどんな良さがありますか?

メロディーがいいです。

暴れるとかモッシュが起こるような曲ではなく、頭に残るメロディーというか。

メロディーを好きになって歌詞の意味を調べたりしました。

YouTubeにはないのですが、「Vexmoke」という曲も好きです。この曲はバンドマンからの評判がすごくいいんですよ。

ー「Vexmoke」はライブでチェックしてもらいましょう。バンドマンからのというお話もありますが、、two step gloryはどのバンドと仲がいいのですか?

two step gloryは対バンが多いので仲がいいバンドも多いと思います。

Track’sやank、All Good Soldiers、あとはPRAY FOR MEも仲がいいです。

PRAY FOR MEは、まだどこのレーベルにも入っていないのですが愛媛県松山市をホームでやっていて、四国で頑張っているバンドです。Gt.とDr.が兄弟でやっているバンドで、SHANKやSHIMAと対バンもしていました。

最近だとTHE FOREVER YOUNGやBUZZ THE BEARSともツーマンしていましたね。

ーでは、気になった人は他バンドも是非チェックしてもらいたいですね。

two step gloryを漢字一文字で表すと「哀」

ーそれでは、最後にtwo step gloryを漢字一文字で表すとしたらなんですか?

難しいですね…(笑)

two step gloryって哀愁メロディックだと思うんですよ。

切ない歌詞、切ないメロディー。

だから哀愁の「哀」ですかね。

ーめちゃくちゃ納得できます!私もまた聴きながら、ライブにも遊びに行きたいと思います!本日はありがとうございました!

こちらこそありがとうございました!

two step glory HP
https://artist.aremond.net/twostepglory/

取材協力:たっちゃん(Maetel)
https://twitter.com/tatsuya_maetel

インタビューワー:moolee(PARA CLASSIC)
https://twitter.com/mooleesan

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