「COUNTRY YARD」はバンドマンが憧れる、唯一無二のエモーショナルバンド

アーティストの良さをそれぞれの角度から語ってもらう企画「某アーティストのマニアに聞きました。」 #ボーマニ。

今回は「COUNTRY YARD」について、ライブ歴が12〜13年になるというこねさんとよしろーさんにお話を伺いしました。

ー今回は、COUNTRY YARDについて語っていただきます。お二人ともお集まりいただきありがとうございます。まずは、自己紹介からお願いします。

こね(以下こ):こねです。COUNTRY YARD歴は2010年のライブから行っているので、約12年くらいですかね。

そしておそらく、いままでライブを見てきたバンドの中で1番か2番目に見てきているバンドです。

ーそれは期待大ですね!ありがとうございます。

よしろー(以下よ):僕はよしろーと申します。COUNTRY YARD歴は2008〜2009年くらいの結成した1年後くらいからです。

ーそんな前なんですね!

こ:町田にて2008年結成です。

町田発メロディックパンクバンド COUNTRY YARD

ー町田のどこのライブハウスですか?

こ:町田SDRとかでよくライブしてます。

よ:当時は最初4人で、Gt.ミヤモさんが入って数本あとだった気がします。

BOSSFISTというバンドのライブで下北沢SHELTERに行ったときにCOUNTRY YARDが出演していました。

こ:結成1年もしないうちに最初のGt.が抜けて、ミヤモさんが入ってきたって感じです。

今はDr.は変わっていますが、フロントのメンバー3人はそこから変わらないです。

ーなるほど、ありがとうございます。COUNTRY YARDを知らない方に向けて、簡単に説明していただけますか?

こ:やっぱり周りにいないようなバンドですかね。

Vo.のSitさんの声が、特徴的かなって思います。

歌い方も洋楽っぽいです。

ー曲調やジャンルでいうとどんな感じですか?

こ:メロコアの要素もあるし、ポップパンク要素も最近は入ってきています。

よ:オルタナティブというやつですね。

こ:基本、Vo.のSitさんが曲を作っています。

メンバー全員が聞いてきた音楽は違うと思うので、そこから色々なアイディアを出し合って作り上げてきた音楽ジャンルだと思います。

ーそうなんですね。メンバーも作曲されるんですか?

こ:作曲はSitさんだと思います。

よ:Sitさんがベースボーカルなので、アレンジはメンバー各位に任せるみたいな感じです。

ーそうやってCOUNTRY YARDができているんですね!

こ:ただ、最新アルバムでは自分の意思をたくさんいれたって言ってました(笑)

2020年にPIZZA OF DEATHへ入ったときのアルバムからは、「〇〇をこうしてほしい」など先に意見を伝えていたみたいです。

ーSitさんってやりたいことを突き通してそうなイメージがありました!

こ:芯が強い方です。

ーライブを見ていても芯が強いですよね。では、よしろーさんが好きになったきっかけを教えてくれたので、こねさんの好きになったきっかけも教えてください。

こ:2010年の6月6日の新宿ACBです。

甲府のALMONDを目当てで行ったら、COUNTRY YARDが対バンで出ていて見てみたら、すごくかっこいいなって思ったのがきっかけです。

お客さんは少なかったですが、他のメロコアバンドとは違う雰囲気というかオーラが違いましたね。

ーお客さんの少ないCOUNTRY YARDを私は知らないのですが、その時はどういう曲をやっていたんですか?

よ:まだファーストアルバムが出る前かな?

こ:「TURN UP THE SUN」と「Just Take A Run Over」がはいったEPをタワレコで出したときのツアーでした。

よ:その頃は、速い曲がセットリストの中心でした。

ーそうなんですね。他にも当時、印象的だったことありますか?

こ:当時、Hi-STANDARDやELLEGARDENのようなメロコアが流行していたので、速くて激しくて英語歌詞のバンドがたくさん出てきていました。

そういうバンドが沢山いる中で、それだけじゃないような感じをまだ毛も生えてない僕でも感じてました。

表現しづらいんですが、COUNTRY YARDってただ速くて激しくて英語歌詞ってだけじゃなくてエモーショナルが独特なんですよね。

ー確かに!

こ:Sitさんの歌い方も、メロディーも。なんだか独特なんです。

よ:哀愁もあるし、バンドマン同士がみんなCOUNTRY YARDが好きだったイメージがあります。

ーバンドマンにも愛されるバンドなんですね。

こ:昔はスタンスも尖っていたのでそれも相まって、説得力のあるステージがありますね。

ーカリスマ性があり、出来上がってますもんね。

こ:あと、やっぱり声が好きですね。

あの声はなかなか聞いたことないので(笑)

ー昔は速い曲が多かったらしいですが、今はゆったりめの曲もたくさん出していて、それはどういう流れでそうなっていったんですか?

こ:やはりドラムが変わったり、時が経ちメンバーも年を重ねて聞く曲も変わったり。

2020年のアルバムで初めてラブソングを書いているようにアプローチも変わったりしているのかと思います。

ーどの曲ですか?

こ:「Tonight」です。

MVにもなってる曲で当時付き合ってる人のことを書いたと言っていました。

インタビュー記事にもなってます。

ーそれまでラブソングは1つもなかったんですか?

よ:なかったです。

こ:カツカツと孤独を歌った曲が多かったですね。

「Seven Years Made My Now」とかは小〜中学生の頃の曲みたいです。

よ:親元を離れて暮らしていた当時の孤独を歌った曲らしいです。

歌詞が独特なんです。

ー「その七年間が自分を作りました」まさにタイトルどおりの曲みたいですね。

よ:そういう系の歌詞が多かったです。

ー確かに昔のことを歌っている曲は多いかもしれないですね。「1985」もそうですか?

よ:あぁ!

こ:「1985」懐かしいですね。

よ:もう何年もやってないですね。

こ:あと、『COUNTRY YARD』というアルバムの「Alternative Hearts」の歌詞も分かりやすいんですよ。

セックス・ピストルズとかビートルズとかで育ってきたというのが分かる歌詞。

英語が分からない俺でも雰囲気で分かりました(笑)

歌詞でも“My story changes”と言っていますし。

この曲はライブでもよくやりますね。

ーこのアルバムの曲は見るだけでテンションがあがりますね。

よ:「Don't Worry, We Can Recover」もいいですね。

こ:古参はこの曲を大切にしてる人が多いです。

よ:この曲が発売されたのは…「Starry Night」のとき!

よ:2012年の2月14日に「Starry Night」のMV撮影が下北沢ERAであったのを覚えています。

ーいいですね。私は当時「Always Be Here」とか聞いていた覚えがあります!

こ:「Always Be Here」は、前任のドラマーのキムラアキラさんの結婚式にいったときに、Sitさんが弾き語りで歌ってくれたんですよ。

最高ですね。大好き。

僕たちの人生はバンドと共に成長していく人生

ーやっぱり自分の人生と関わっていくごとに好き度が増していきますね!

こ:バンドと一緒に成長していっていますからね。

こないだGt.のミヤモさんとライブの時に久しぶりにお話したんですが、「バンドと一緒に年取っていいよ」みたいなこと言ってくれて。

「ずっとライブ来てくれてるな」「一緒に年を取っていってくれてるよな」って分かってくれていて、そこの信頼関係はできているなって思いました。

ー今でこそこんなに売れていますが、昔から見ていたらもう子供を見るような気持ちになりますね!

よ:どちらかといえば、ほぼ同世代ですね(笑)

ーそっか、30代前半の方たちなんですね。

こ:だからいい意味で同志というか、バンドマンからしても俺らからしてもお互いに一緒に年を取ってきてる感があると思います。

同世代のバンドマンでずっと頑張ってくれてるみたいな。

ーいいですね!好きだったバンドでも離れちゃう人って沢山いる中で、COUNTRY YARDをずっと応援していこうと思うのはなんでですか?

よ:俺は、新譜を愛せるか愛せないか。

新譜を愛せないバンドはやっぱりライブもたまに行ったとしても頻度は下がっちゃうと思います。

やっぱりバンドも最近出した曲をメインでセットリストを作るじゃないですか。

その曲を愛していないとライブ行こうってなかなかなれないと思います。

ーなるほど!

よ:でも、そういう風に思わせてくれるのがありがたいなって思います。

昔から聞いてると古い曲を大切にしてしまうけど、新譜が出て「かっこいい!」ってなってまたライブ行きたいって思わせてくれるのが嬉しいですね。

ー「かっこいい!」と思わせてくれる要素はどんなところですか?

こ:Sitさんがメインで作った2020年のアルバムのように新しいことをしてくれるし、尚且つそれがかっこいいからですかね。

ーこれは新しくて衝撃的でかっこいい!って思えるような思い出に残ってる曲とか印象に残ってることはありますか?

よ:先ほどの2020年に出たアルバムは結構新しいアプローチだと思います。

ー『The Roots Evolved』ってアルバムですか?

こ:そうです。タイトルどおり、メンバーのルーツを辿ってる感じです。

よ:「Purple Days」が前作のアルバムからの推し曲で、全然今までとは違う感じの曲調でポップで洋楽みたいなんですが、Sitさんの声にすごくあってるなって思ってます。

こ:すごいポップなんだけどパンクバンドがやっててもかっこいい感じに仕上がってて、セットリストに入っても浮かないですね!

ーそれは大事ですね!どうしても他の曲と比べてしまうこともある中で、新しいことをやってるのにそれでも浮かない曲ってすごいです。

こ:今まで培ってきたスタイルをぶれずにやっているから、ファンもついてくるんだと思います。

ーCOUNTRY YARDのファンってずっとついていってるイメージがあります。

よ:俺もそう思います。

こ:変化させながらもかっこいいからじゃないですかね。

ーどんどん進化してるんですね!では最近の曲も是非聞いてほしいですね!

よ:「Turn On,Tune In」って曲もサビでガラッと曲調が変わってすごくいいです。

こ:イントロ、Aメロ、Bメロも少し変わるけど、サビはさらに変わるので展開がすごいです。

よ:曲の展開が単調じゃないのはCOUNTRY YARDの特徴です。

ーなるほど。私自身もCOUNTRY YARDのライブに行きますが、ゆったりな曲のテンポのはずなのに、気づいたら飛んでいることがあります。(笑)

こ:あと、好きな曲だったら…

ー好きな曲、教えてください!

こ:俺はベストアルバムに入ってる「TURN UP THE SUN」っていう曲です。

初期の頃、僕が初めてCOUNTRY YARDを見た時のシングル曲。

これがほんとに大好きですね。

ーこの曲は何がいいんですか?

こ:テンポが速いのですが、ギターとかがジャカジャカしないんです。

サビで静かな2ビートなのにすごいあがる感じが、独特だったりしますね。

ーメロコアのサビと言ったらジャカジャカしていますもんね。

こ:上げ切らないけどすごくアガりますね。

人生初のステダイ(ステージダイブ)がこの曲。

よ:受け取ったの俺(笑)

こ:しかもライブが八王子RIPSで、対バンがlocofrank、HARDCORE FANCLUB、マキシマムザホルモン。

しかも最初がマキシマムザホルモンで、2バンド目がCOUNTRY YARDでした!(笑)

ーそれはボルテージがあがったままCOUNTRY YARDにいけますね!

こ:その中でもCOUNTRY YARDが盛り上げてました。

ちなみにこのライブは、2011年の2月です。(笑)

ーなるほど。

こ:俺のCOUNTRY YARDへの愛を語るうえで欠かせないのは、初期メンバーのDr.のアキラさんです。

俺が出会ってきた中のドラマーで指折りの大好きなドラマーなんですよ。躍動感や疾走感があってめちゃくちゃかっこいいんです。

アキラさんの脱退が12月1日の0:00に発表されたのですが、未だにその日になるとなんだかそわそわします。

めちゃくちゃショックでした。

ーそうなんですね。命日みたいな感覚ですかね。

こ:そうです。

だから、「COUNTRY YARDの思い出に残るライブを3つあげて」と言われたら、アキラさんの最後の新宿ACBで行われたHANPANE Nightは絶対にはいりますね。

よ:2011年12月30日の HANPANE Night。

新宿ACBの年末イベントですね。

その日に解散と活動休止するバンドが5バンドくらいいましたね。

こ:あとはCOUNTRY YARDのいいところは、お客さんに媚びないところですかね。

媚びないメンバー、ファンとの信頼のある関係性

-そのイメージはあります。それこそSitさんの芯が通ってるってところと似てますね。

こ:自分たちがかっこいいことやっていれば、お客さんもついてくるし、お客さんもかっこよくいられるという考えだと思います。

初期の頃は、お客さんにかっこよくあって欲しい。

「だせぇことすんなよ。」ってよく言ってました。

ですが、最近はもう信頼関係があるからかそんなこと言わなくても成り立ってる感じが凄い伝わります。

-自分が選んで行ってるところに対して相手から押し付けられないのはいいですね。あれ?よしろーさんのおすすめ曲って聞きましたっけ??

よ:俺のおすすめは、やっぱり古参だから、こねちゃんと同じで「TURN UP THE SUN」ですかね。

-やはり人気なんですね!

よ:初期の頃のセットリストの中で大事な位置づけにある曲だったので、初期の中で思い入れの強いのは「TURN UP THE SUN」です。

-今でもライブでやってくれるんですか?

よ:今はほぼやらないですね。

-ではやった時のテンションの上がりよう半端ないですね。

よ:そう、だから最近の曲も好きだけど、そういう曲やってくれると嬉しいですね。

-なりますよね!では最近の曲でオススメで言うとさっき言ってたやつですか?

よ:そうですね。

俺は結構「I’ll Be With You」は鉄板曲だと思います。

COUNTRY YARDの中盤から後半に変わるくらいの代表曲です。

この曲はかっこいいなって思います。

COUNTRY YARDのいいところがすごい詰まっていて、曲の転換も何回みてもかっこいいです。

-いいところというと?

よ:「I’ll Be With You」で1番テンション上がるのは、ラスサビ入る前の間奏のところでメンバー全員で合わせてメロディーが走っていくところです。

そこがほんとにかっこいいです。

やっぱりその感じはライブで体感するのがいいんですよね。

-しかもタイトルが「I’ll Be With You」ってあなたと一緒にいるよってタイトルだと思うんですけど、ずっとついてく!って気持ちになりますよね。ライブに行きたくなってきました。最近はライブに行きましたかか?

こ:俺は1〜4月と毎月行く予定があって、今月も月末にありますよ。

関東はやっぱり多くやってるので、やってる中でどれいこうかなって感じです。

-なるほど。このバンドとの対バンが見たい!というのはありますか?

こ:俺はHi-standardのツアーに呼ばれたCOUNTRY YARDがみてみたいです。

あれを見れたら一生の宝物ですね。

よ:ありましたね。

-もう既にあったんですね!

よ:Hi-standardのツアーに呼んでもらったんですよ。

-すごいですね。元々そこからの流れを追ってきたバンドですもんね!

こ:俺は、個人的な思いだけど、04 Limited Sazabysが売れ始めてからもちゃんと対バンのツアーの2マンにCOUNTRY YARDを呼んでくれてたのが嬉しいですね。

同世代で少し先で走ってるバンドともまたライブができるくらいかっこよければ呼んでくれるし、そういうライブが観たいですね。

-GENさんはポップパンク魂があるので、COUNTRY YARD心の底からかっこいいと思ってるし、集客とか知名度とか関係なく呼んでるんだろうなって思いますね。

こ:あと、COUNTRY YARDは町田付近のバンドなのでハルカミライとも交流があるようで、

ハルカミライのベースの人もベースストラップをCOUNTRY YARDのものを使ってたんですよ。

この前の武道館で変わってしまいましたが、それまでは何年もずっと「一番カッコイイと思ってるバンドはCOUNTRY YARDだから」って言って使っていました。

-それは激アツですね!

よ:1回ハルカミライのツアーで八王子でCOUNTRY YARDを呼んでいましたね。

こ:去年のFADで言っていましたね。ハルカミライがでてきて、曲をやらずに喋り出すことって滅多にないんですが、

ベースの彼が「おれのこれ、COUNTRY YARDなんだよ。」って曲をやらずに語り始めちゃって…(笑)

そのくらい愛がありました。

-愛されてますね。ちなみに2人が1番印象に残ってるライブってなんですか?

こ:さっきいった2011年の12月30日のHANPANE Night、アキラさん脱退が最高潮だと思っていましたが、

そのあとのドラムが変わった後のツアーファイナルのO-westのライブも印象的でした。

個人的に好きですね。

DVDにもなってるんですよ。

ーそれはどういうのが印象的なんですか?

こ:そのときは、アキラさんがいたCOUNTRY YARDを超えられないと思っていましたが、とても感動した記憶があります。

ーそれこそまた進化ですね。

よ:コロナ前の2019年11月に新代田で行われたベストアルバムのツアーファイナル。

その時にアキラさんが遊びに来てて、アンコールで昔の曲をやって、サビでSitさんが「アキラ見えてるぞ」って言ってたライブもよかったですね。

それをアキラさんと一緒に飲みながら見てたので余計にテンションあがりました。

ー昔のメンバーが集まってくるバンドっていいですよね。

よ:そのときは3人くらい元ドラマーが集まってましたね(笑)

ー私、Dr.がTaiheiさんのときによく見ていました。あとグッズが可愛いじゃないですか!あれってメンバーさんが作ってるんですか?

よ:デザインはミヤモさんが多いです。

ーそうなんですね!

こ:タイちゃんは、加入当初、スタジオに12時間くらい入って練習してたってききましたね(笑)

COUNTRY YARDって周りから見たらちょっと違う格上のイメージがあるらしくて、追いつこうと必死に練習していたみたいです。

ー求めるレベルが高いんですね…それを乗り越えてきてるからこそ今のCOUNTRY YARDがあるんですね。

こ:今のドラムの方が入ってきてからうまく中和されて、いい感じになってるみたいです。

よ:和みましたね。

ーバンドって4人でずっと生活してるような感覚じゃないですか。だから、ずっと続けてくれてるのって奇跡なんですね。

こ:俺が個人的に思い入れあるのが、famが解散発表したときのライブですね。

famが千葉lookで2daysやってて、1日目が対バンで2日目がワンマンだったんです。

その1日目にCOUNTRY YARDが呼ばれていました。

famとCOUNTRY YARDはすごく仲良くて、COUNTRY YARDからしたらとても思い入れがあったライブだったはずなんですよ。

Sitさんってライブ中に泣くとかめったにないんですが、その日はエモーショナルになってて、MC中に泣いていたんですよ。

こういうSitさん珍しいなと思いながら見ていたら、Gt.のハヤトさんのほうにマイクなしで話しかけに行きました。

初期メンバーの二人っていうのもあるけど、ハヤトさんとSitさんの信頼関係は他のメンバー以上に深い絆があるのかなって思いました。

Sitさんが一番苦しいときに頼るのはハヤトさんなんだなってその時にみえて、そのライブがすごく印象的です。

ー普段かっこいい人たちの弱いところを見ると一気に人間味が出てきますよね。ここまでたくさん聞いてきたんですけど、他に語りたいことはありますか?

こ:あとアルバムでいったらModan Soundsが最強です。

ジャケット写真も含めて、俺はmixiのトップ画にしてたくらい好きです(笑)

ー私もこれはずっとIPodにいれて聞いてました。

こ:「Long Way Around」があとからMVになったんです。

2010年のBAYSIDE CRASHの映像をすこし使ってるんですよ。

この時のCOUNTRY YARDってまだ出始めで全然人もいなくて2〜3バンド目にやってたんです。

ただ、震災後の2012年のBAYSIDE CRASHが復活したとき、そのころにはトリ前とか任されていたんです。

よ:一番いいところを。

BAYSIDE CRASHっていう哀愁漂うあの場所にCOUNTRY YARDがとても合っていました。

ー夕日の中でのライブとかですか?

よ:まさにそうです。

こ:Sitさんの声がお台場に向かって伸びていました。

よ:あと2010年の1997っていうHAWAIIAN6とFUCK YOU HEROSのイベント。

初めてCOUNTRY YARDが出たんですよ。

当時、メンバー全員20代のバンドとして出てたのがCOUNTRY YARDだけで、それくらい人気が高かったんです。

こ:HAWAIIAN6に認めてもらえ始めてるタイミングでしたね。

ーやっぱ長年やってるからこそどんどん認められていったんですね。

こ:そして、PIZZA OF DEATHにはいって、ベストアルバムだして。

ー確かに。当時は思いもしなかったですよね。

COUNTRY YARDを漢字で表すと「エモ」

ーありがとうございます。最後に、COUNTRY YARDを漢字一文字で表すならなんですか?

こ:漢字ではないですか、俺の中ではもう「エモ」しかないです。

でもこれが漢字一文字にならないです。(笑)

俺の中のエモーショナルの全てです。

よ:え〜なんだろう…ジャンルに当てはまらないからこその良さがあるから…(笑)

-そうですよね。そしたら「エモ」で!(笑)本日はお二人共ありがとうございました!

2人:こちらこそありがとうございました!

COUNTRY YARD HP
https://country-yard.com/

取材協力:
こねさん https://twitter.com/kone_taro
よしろーさん https://twitter.com/o_a_thSHIrow

インタビューワー:moolee(PARA CLASSIC)
https://twitter.com/mooleesan

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