#7 「Base Ball Bear」のマニアに聞きました。

アーティストの良さをそれぞれの角度から語ってもらう企画「某アーティストのマニアに聞きました。」 #ボーマニ。

今回は「Base Ball Bear」について、名古屋を中心にDJ活動をしているキタヤンカンフージェネレーション(OTOROCK / あにれ〜しょん!/ 斬る'em ALL)さんにお話をお伺いしました。

ーよろしくお願いします!

よろしくお願いします!

ー簡単に自己紹介お願いしてもいいですか?

そうですね。OTOROCKと、あにれ〜しょん!と、斬る'em ALLというDJチームに所属してまして、YouTubeで本の解説動画を配信する真面目なコンテンツもやっていたりします。

Base Ball Bearのメンバーについて

ーありがとうございます。今回Base Ball Bear(通称:ベボベ)について語っていただくので、まずはメンバーの紹介からお願いしてもいいですか?

ギター&ボーカルが小出祐介という方で、ボーカルなんで目立っていて見たことある人もいるかもしれないんですが、この人ハロプロとかアイドルのオタクで、すごいアイドルに精通しているというか、なおかつ映画もめちゃめちゃ好きな人で映画好きすぎてバカリズムさんとかから「歩くTSUTAYA」といわれているくらい本当に詳しいって言う人ですね。

ーボーマニでて欲しい笑

ベース&コーラスの関根さんが唯一女性なんですよ。

ーはい。

以前ギターの人で湯浅さんって人がいて。その人がとにかく無口でメンバー4人でラジオ出ても一言もしゃべらない、とかそういうレベルの人だったんですよ。

ーおお。

ドラムの堀之内さんと言う人がムードメーカーですごい喋る人で、非常に明るい方なんですよ。

高校生のときにインディーズデビュー

そんな4人なんですけど、この編成は以前いたSUPERCARってバンドと同じ編成なんですね。ベースの人が女性で最初の頃は比較されたりしていて、ベボベは高校生のときに結成をしていて、Webで東芝EMI(現:ユニバーサルミュージックジャパン)にデモテープを送ったんですよ。

そしたらそこにいたウルフルズとかNUMBER GIRLを発掘した加茂啓太郎さんと言う方の目に止まって、高校生の時にインディーズデビューしているんですね。

ーそうですよね、結構早かった印象があります。

若くしてデビューして、そこから東芝EMIで育成されながら、メジャーデビューに向かっていくっていう、結構エリートなバンドだったんですよ。

初期の音がNUMBER GIRL(通称:ナンバガ)よりというか、まあ歌詞もそうなんですけど、ナンバガのパクリだと言われるくらい炎上というか叩かれていた時期があって。

インディーズの頃の曲なんでどこまで見つけられるかわからないですけど、特にファーストミニアルバムの「強がり少女」って曲とかその辺の時期の曲とかはどれもまんまじゃんって思っちゃうくらい、音作りがNUMBER GIRLでしたね(笑)

2006年メジャーデビューをしてからボーカルの小出さんが覚醒していくというか、曲作りもポップスの作曲理論に基づいた曲作りになっていて、で歌詞も詩的というかポエムとしてもざっと成り立つ、みたいな歌詞になっていってオリジナリティーが確立されていったんですけど。そこでギターの湯浅が突然失踪するんですよね。

どうなんだろうってファンながら思ったんですけど、決まっていたライブにはギタリストを何人かサポートというかたちで呼んでライブをしていて。そこでNUMBER GIRLでギターを弾いていた田渕ひさ子さんが参加してくれて、昔ナンバガのパクリと言われていたバンドのサポートに、本家のメンバーが参加する、という。ずっと応援していた身からするとアツい展開になっていて。

ー夢がありますね。

失踪がなければ見れなかったんで、ちょっと複雑な気持ちではあるんですけどね。スリーピースになってからも止まらずに活動続けてくれているのは嬉しい限りです。

今年デビュー15周年なんですよね、なので僕も15年ぐらい聞いてるんだなぁと思って

ー15年!長い!

新曲の「ドライブ」って曲があって、なんかこう大人になったなという音作りというか。ミディアムテンポの染みるような歳重ねたからこそ出せる音だなという感じですね。

ーうん、うん。

ー私、小出さんでちょっと印象的なことがあって、前回のCOUNTDOWN JAPAN(通称:CDJ)コロナの影響で開催はされなかったものの、赤い公園の津野米咲さんが亡くなってしまった後に実際にCDJ出ますってなったときに、サポートとして小出さんが参加されることとなって話題になってましたよね。

ありましたね。

ーそういうところからも小出さんの人柄も出てくるのかなと思うんですけれども。

赤い公園もベボベと同じユニバーサルミュージックジャパン所属で、後輩バンドの困った事態にねサポートしてあげてるっていうね。後輩の面倒見が良いみたいなキャラではないんですよ、普段は。でも、そういうところはビシッとやるのっていいですよね。

1版最初に聴いてみて欲しい曲

ーキタヤンさん。今ベボベを聴いてみたいなってなった人に対して、1番最初に聴いてみて欲しい曲って何かありますか?

んー、1番最初はYouTubeでPVとかあると非常に見やすいのかなと思うので、例えば「ELECTRIC SUMMER」とか「ドラマチック」とかはアニメのタイアップなので、知っている人も多そうですし、いいかもしれませんね。

あとは「愛してる」という曲があって、それもPVとしても面白くて、メンバーがずっと歩きながら服を脱ぎ続けるっていうPVです(笑)まあ、面白いので是非見てほしいですね。

ー今オススメしてくれた曲たちって、どういう人たちが聞いたらいいかなぁって思いますかね?

そうだなぁ。わりと初期の頃、バキバキのロックの時の曲だったら、例えば最近だと神様、僕は気づいてしまったとか。

ーはいはい

ああいうの好きな人は鋭さがあるので好きそうだなと。

ーそれこそNUMBER GIRLとかもね。

そうですね。ロキノン系が好きな人は好きなんじゃないですかね。それこそ赤い公園とか。

ーわかりました、ありがとうございます。

Base Ball Bearを漢字一文字で表すと「変」

ー最後に、Base Ball Bearを漢字一文字で表すと何になりますか?

でた(笑)漢字一文字ね。

ーそれが一番伝わりやすいんですもん。

むっずいなー。

「変」ですね。

音楽性もどんどん変化してきてるっていうのと、メンバーの人数も変わっているし、ひとつの音楽性に留まっていないというか。次どんな球を投げてくるんだろう、みたいな。そういう楽しみはありますね、やっぱ。

ーわかりました。ありがとうございました!是非皆さんにも聴いていただきたいですね。

ーありがとうございました!

ありがとうございました!

Base Ball Bear HP
https://www.baseballbear.com/

取材協力:キタヤンカンフージェネレーション(OTOROCK / あにれーしょん!/ 斬る'em ALL)
https://twitter.com/kitayankungfu

インタビューワー:moolee(PARA CLASSIC)
https://twitter.com/mooleesan

撮影:spot (SURROUNDTYPE / LIKE MAGIC!)
https://twitter.com/pellucid_night

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