アーティストの良さをそれぞれの角度から語ってもらう企画「某アーティストのマニアに聞きました。」 #ボーマニ。
今回は「a crowd of rebellion」について、愛知・名古屋を中心にDJ活動をしているKJ(斬る'em ALL)さんにお話をお伺いしました。
前半はこちら
ー今回もよろしくお願いします!
お願いします〜!
a crowd of rebellionはタイアップ曲も増えている
ーここ最近はリリースも立て続けにされていると思います。2021年8月にリリースされた「ZENITH」もタイアップだそうですね。
キャラのテーマソングというタイアップですが、暗黒+炎モチーフのキャラらしいスピード感ある曲調かつ、シャウトも惜しまず入っており、強者感のある楽曲になってますね。
ラスサビの「透明」の部分がacorらしい雰囲気で、すごく好きです。儚さとか純粋さみたいなのがありますね。
ーどんどんパワーアップされてますね、、!2021年9月にリリースされた「DISTRESS」のMVでは、初のドラマ仕立てですよね。拝見しましたが、メンバー皆さんもすごい演技派ですね。
そうですね!
ライブのステージ上でも感情的なパフォーマンスをしますし、演技も上手なのでしょうね。
こういうドラマ風のMVだと、ファンとしても考察のしがいがあるので嬉しいです!あと、スーツ姿もカッコいいです。
「THE TESTAMENT」のときのような世界観がありつつ、インディーズ時代も感じる部分もあり、さらなる独自の進化をしているように感じました。
最後の「奪い合い 再生」を聴いた時は、鳥肌がたちましたね。
また、シンガロングの部分ですが、ファンから歌声を募集するという企画があったので、自分も下手ながら応募しました。楽曲自体には使用されていませんが、おそらく声の出せないLIVEで使われるのかなと思ってます。
ーコロナ禍でもアーティストとファンがコミュニケーションを取れる新しいかたちですよね!
闇のある世界観には共感ができる
ー音楽性も初期からレベルアップしていると思いますが、KJさんが好きな部分としては世界観もあると仰ってましたよね。
はい。
ー世界観として他に好きな部分ありますか?
そうですね。やっぱり歌詞とか闇な部分が多いんですよ。
僕自身明るい人生ではなかったので共感できるし、どんな人にももちろん闇の部分はあるからこそ共感できるんだろうなあと。あとは、言葉選びがストレートなところも好きですね。
ー例えば?
例えば、「Zealot City」に入っている「Alone//Dite」っていう曲があるんですよ。その中で
「どうやったって僕は僕だ」
Alone//Dite / a crowd of rebellion
っていう歌詞が結構あぁ、、ってなって。感情移入ではないですけど、自分の人生と重なる部分は多いんじゃないかなと思いますね。
ー私も今共感してしまいましたもん。
ですよね〜。歌詞見て、わあ(身震い)みたいな感じが多いですね。
ー多分この記事を観ている人も8割くらい僕だ、私だって思っている人いると思います。
ー歌詞にも注目ですね。
メジャーデビュー以降、日本語歌詞が入るようになってきて、パッと聴いただけでも彼らが伝えたいことが伝わりやすくなったのかなと思います。
ー第2章以降ですね。
はい。
ライブはライブキッズにとってボルテージがあがるもの
ー日本語歌詞も含め様々なチャレンジをしているacorはライブもいいと言っていた記憶があります。
そうですね!
ーライブの魅力はなんですか?
ライブの魅力はシャウトボーカルの宮田大作さんが根っからのライブキッズだと思うんですよね。
僕らライブ好きの気持ちをわかってくれるライブをしてくれる感じ。
ーこういう時は暴れたいよね、とか、こういう時はテンション上げてたいよね、とか?ライブのテンションと一緒に自分たちのボルテージをあげていけるような感じですかね。
そうですね。
ー確かになあ。ライブキッズって衝動抑えられないですもんね。自分もライブキッズの血があるので、すごい気持ちわかります。
ーリスナーの感情をそのまま掴んでくるって感じですかね?
言葉一つひとつも力強いワードが多くて、掴まれますね。
大作さん自体がバンドのお父さん、、、いやお母さんみたいな感じでムードメーカーの一人だと思うんですよね。かといってバンドマスターみたいなリーダー的ポジションでもないので、いい感じに本人のおちゃらけたところもあり、力強さも出しやすい立ち位置なのかなとも思ってますね。
ー話を聴いていると、仲の良さも含めてacorがどんどん人気になってきている理由がわかりますね。現在(2021年10月)、ZENITHツアーを行ってますが、行かれました?
今回のツアーでは、名古屋ダイヤモンドホール公演に行きました。
ーさすがです!ネタバレにならない程度で(笑)ツアーの感想をぜひ教えてください!
簡潔にいうと、僕らが暴れて汗だくになっていた「a crowd of rebellion」というバンドは、会場に椅子があって、声を出せなくても過去を塗り替えるようなライブが出来るということを実感しました。
特に自分は、今までのどのLIVEよりも感動して泣きましたね。
内容に関しては、やはり現地で観て欲しいので語ることは無いです!
ーこの感想は気になる、、、!
ライブキッズには是非聴いてほしいバンド
ー今の話を聴いてて、バンドにエンタメ要素を求めている人だとか、ライブキッズでラウドよりなものが好きな人、歌詞の部分で共感するのが好きな人、そんな人におすすめなのかなと思ったんですけど、こういう人には是非聴いて欲しいってありますか?
まずはライブキッズ。
特に今のラウドロックの人気バンドと言ったらSiMかなと思うんですね。で、そのSiMやSiMが開催しているDEAD POP FESTiVALというフェスに出演する暴れるようなバンドが好きな人。メジャーバンドくらいしか知らないなという人に聴いてほしいですね。
多分、段階があるとしたらインディーズバンドよりかは知られているけど、とっても有名なバンドよりかはまだ知られていないくらいがacorの存在だと思ってます。
小箱(ライブハウス)でもライブをやるし大きい箱でもライブをやるけど、でもやっぱり大きい箱になってくると暴れづらいんですよね、、、。acorはまだ僕たちに暴れさせてくれるんで嬉しいです。
ーなるほど〜!有名どころのバンドは聴くけど、もう少しインディーズよりなバンドってどこから聴き始めたりしたらいいかわからない人もたくさんいると思っていて。そういう人たちにこの曲から入れば安心だ!って曲はありますか?
さっき言った「M1917」は特にライブも盛り上がるし、いわゆるツーステップとかモッシュの部分もあるので、そこから入ってもらうといいかも。モッシュといってもハードコアモッシュというもので殴り合うようなあれですけどね。
で、そのアルバムがライブよりの曲多めなので、そこからライブや音楽自体を好きになってもらって。
あとはもう満遍なく聴いていただけるといいのかな。
ーありがとうございます!「M1917」がキーポイントなんですね。
はい。
a crowd of rebellionを漢字一文字に例えると「情」
ーそれではKJさん、最後にa crowd of rebellionを漢字一文字に例えると?
そうですね、、「情」
情熱や感情もそうですし、彼らの友情も含めて、いろんな気持ちを僕らにくれるので、やっぱり情という字のイメージが強いかなと。
ーそれこそエモーショナルな気持ちになりますね。この記事を観ている人に向けて一言お願いします!
2022年1月には、結成15周年を記念したミニアルバム「ABANDONSYSTEM__」の発売も発表されました!
彼らのツアーの会場で是非、会いましょう!
ーやっぱりライブですね!ありがとうございました!